犬山紙子氏の転換点
どこかのサイトで、犬山紙子氏(以下、犬山氏)のインタビューを読んだ。
何だか人生の10か条なる様な自論を展開していた内容だったと思う。
その中で、「自分の身の程を知る」という様な項目があり、それについて自分のエピソードも交えて書かれていた。
「あ、色々痛い思いをして成長した方なんだな」と思った。
勘違い大人にならなかった犬山氏
随分前に、ビートたけしと阿川佐和子氏と他ゲストが現代の若者層・男女について語っていた番組があり、そこに
犬山氏も出演なさっていた。
自身がつくった造語の説明や、IT界隈で流行っている恋愛市場的な内容を、笑顔で堂々と限られた時間の中で端的に説明なさっていたと記憶している。番組自体は良かったと思う。出演した彼女は役割を全うしたと、私は思った。
同時に、嫌な予感もした。オンエア終了後、周囲の人たちに無言の圧力で「ああ、叩き潰されるんだな…」と思った。
「楽屋できちんと低姿勢過ぎる程に挨拶周りするんだぞ!」
「根回しは必要以上にしたかな」
「腰低いくらいでちょうどいいんだぞ」
私の勝手な不安が脳裏を過った。
その後、「TVタックル」で若者が各々の主張をする回。若者(10代20代前半?)を集めて現代社会や40代以上の大人について各々の主張を論じる内容だったと思う。
内容も彼女の専門と逸れているし犬山氏は勿論、その回には出演していない。
ラストで若者陣が大人達に対して「結構話せるもんだなと思った」(だいたいの主旨)に対して、たけしと阿川氏が笑顔で言った「大人の残酷な脅しと警告」が放送された。
特に、豹変した大人達の態度や厳しい言葉の数々に、若者たちの固まった表情に、私は心が痛んだけれど成長痛に内心応援した。大物芸能人や業界人からのキツイ仕打ち・通過儀礼を与えられて、若者たちは幸せ者だ。
若者陣のメインとなる某男性は「あの一言で頭が真っ白だった。恐怖だった。楽屋で指が震えながら着替えて気づいた。僕の着ていた下着が冷や汗がびっしょりだった。楽屋に帰っても皆も沈黙してしまってた。あの時言われた言葉が頭から離れず震えが止まらない。しばらくしてようやく皆、重い口を開いた。『自分のあの発言はダメだったのかな』『私が主張したい事はちゃんと言えて良かったはずなのに、今は恥ずかしい。なんでなんだろう。』皆、楽屋で混乱していた。」(だいたいの主旨)と言っていた。
本当に、お疲れさま。今は、皆の受けた衝撃が強すぎて、おかしな方向に育たない事を祈りつつ、「叱って貰えて、良かったね」という気持ちでいっぱいになった。
あのオンエアを思い出し、同時に犬山氏の事も思い出した。
犬山氏は時すでに30歳を超えていたと思う。彼女は…出演後、周囲の大人達から、それと無く諭されただろうか。
下衆な事を思っていたら、思い出した。彼女は、岡田ナンチャラという大人から、気持ち悪いネタに挙げられ、そのネタを記した某ノートが
某被害者女性によって流出されてしまった事があった。
彼女に関わらず、大なり小なり色んな意味で被害を被った女性はあまりにも多く、犬山氏の夫が火消しに邁進したと記憶している。
私が知る限り、この頃から、彼女が(以前の様に)IT界隈で露出する事自体、軽減してきたと思う。私が周知していないだけかもしれないけれど。
サイトでみた「身の程を知る」と言うのを読んで、私の個人的に彼女に対する今までの人となりが、一気に変わった。安心とでもいうのだろうか。
IT界隈にいる勘違い女史達と犬山氏の違い