LOSA_ERIKAの日記

芸能界隈を素人が視た雑感を勝手に書き綴る内容。

小林悠さんは、もう一般人だから。

アナウンサーはサラリーマンだから、とは私は言わない。公共の電波を使って、社とスポンサーの方針に沿った発言する役割を担う以上、少なくとも「世論大衆」の一部である一般人では無い事を自覚して、入社するから。だからと言って、極度な選民意識を持つような立場でもないのだと思っているのだけれど。

そして今、小林悠さんは、完全に世論大衆の「一般人」になった。彼女の私生活や私人としてのあれこれを、どうこう言うには、プライバシーの侵害になる。

だから、当たり障りのない範囲内で、あくまで私から見た個人的な意見のみを、ここで語りたいな、と思う。

昔々。私は、彼女が既に、表舞台に居る人だとは知らなかった頃。彼女の事を普通の、ごくごく普通の就活に勤しむ学生だと思っていた。だから、もうスタート地点が違うな、と思ったのは、彼女を電車の車内中吊り広告を見た時。きちんとお化粧をして、ヘアスタイルも変えて、社会人としてアナウンサーとして、色々な人達の手を借りて作り上げられた彼女の姿を見て、「完全にスイッチ入ったな」と思った。

下積みを経験している彼女は、既に着実に仕事をこなし、恐らく他のアナウンサーよりも群を抜いていたと思う。

人脈や人柄がほぼほぼモノを言う業界で、ギブアンドテイクが強い世界。決してスキルだけでは渡り歩けない世界だ。彼女はコネが無い代わりに、コツコツと自分で開拓してきた。着実に、計画的に。

決して被らないキャラ。趣味や設定など、目の付け所を考えて、徹底的に割り切って頑張った。素直に探究できる性格が、功を奏したのだろう。

私は、器用に生きてきた彼女を、応援しようと思った。

純粋に綺麗に器用にまっすぐ生きてきたからこそ、外れた路に溺れて器を大きくすることもある。大きくなった器にひびが入り、崩れる。そして、一旦立ち止まり、いかにまた立て直すか。そこで一人の人間として女として仕事人間としての人間性を象るのだ。

彼女の人柄どうこうは決して触れられないけれども、彼女の「生き様」に対してどの様な方向性に持っていくのか、陰ながら見守る事も最早出来ないけれど、心の中で声援をしたいと思っている。

ネタとして転がす事が出来る覚悟が持てる彼女の能力を、失わなければ良いな、と願っている。ただ、色々なタイプが居る中で、オタサーの姫的な現象に孕む実は危険なリスクを、少し詰めを甘く見積もっていたのかもしれない。想定外の事に対応できなかった割り切れなかったプライドは、まだまだ覚悟を要する立場である事を忘れて、その事に無意識になっていた事の表れかもしれない。

でもそれは、彼女がどの様な性格の持ち主であろうと、誰でも当てはまる事だ。

だからこそ、襟を正して、自戒を込めて生きる為に彼女をペルソナとして声援したい。頑張れでも無く、共感でも無く、煽る形な言葉で励ます事でも無く、どんな生活を送っていたとしても「そう言えば彼女、今どう生きているのかな」と、たま思い耽る形で。

成功したら人生なんて大問題。でも、その大問題を作るのも選択するのも自分。

そして、機会は慎重に。

今は色々、自分なりに休んでほしい。