LOSA_ERIKAの日記

芸能界隈を素人が視た雑感を勝手に書き綴る内容。

とある商社マン(恐らく現在は40代?)のブログを読んで

たまたま通りすがりで読んだ。そこには、泥臭い仕事にもまれ激務に相当な心理的負荷がかかりながらも、周囲に対する人間関係においては、その人の信念や品性がキチンと伝わってくるような内容が書かれていた。

・中途入社した中年社員が孤立していて、ちょっとした指南書(ビジネス書)を紹介して手渡しただけで、とても感謝されたほど、社内の冷たさに愕然とした。

・駐在先の国で同期の奥様の人となりに卑しさや節操のない考え方や言動にドン引きした事。美人だからと言って、知能の上下の関係なしに、モラルとは何か、考えさせられる。

・駐在先の住宅事情やメイド問題(窃盗に関する是非)。

・就活生(OB訪問)で考えさせられる事。表面的な事では無くて、具体的に、寄り添ってサポートする様。

・学生時代に起きた出来事。振り返る教育現場の違和感などなど。

綺麗事だけでは無くて、キチンと提言している内容であったので、私も「こういうキチンとした大人がいるんだな。」と思っていた。

けれど、唯一、酷いな、と思う所があった。奥さまに対する内心激しく貶している思想だ。

・駐在先の慣れない国で「ストレスが溜まってきちゃった…一時的に帰国したい」に対する内心の言葉は「へー。なんならそのストレス、僕の激務の仕事ストレスと変えて差し上げましょうか?」

・奥様が読む雑誌を見て「モテ」という語彙が並ぶのを見つけて内心「普段、家事でも重たい荷物を持ちたがらないくせに、その分厚い雑誌を軽々細腕で長時間宙に上げ読書し続ける。しかも丁寧に1ページ1ページめくって「モテ」に研究している。」「内容をちらっとみたら『そんな恐ろしい事するなよ』と思わずにいられない仰天内容が『マナー・教養・気遣い・愛され方法』として書かれていた。バカを洗脳しバカを世に放つ雑誌を妻が愛読している。」

・仕事がしんどい、今の仕事に合って無い…と少しこぼしたら、突然号泣された。「やりたかった仕事も辞めて専業主婦になったのは、貴方が結婚する際に絶対にお金で苦労させないからって言ったからなのに!」と言われた。家庭内なのに愚痴もこぼせないの?なんで泣いてるの?訳が分からない。そもそもそのCAの仕事、とっとと辞めたがってなかった?英語も正しく話せないし愛嬌と身体しか武器じゃないし。

・貴女がその水準以上の暮らしが出来るのは、僕が貴女を選んであげたからだろーが。何なら離婚してあげても良いんですよ?

などなど。

ちょっと、驚いたというか、仕事に対する情熱的な一面と、妻に対する一面が、余りにも合致「しなさ過ぎ」て、びっくりした。人となりと言うか…結婚に向かない人って、こういう人なんだな、と思っていた。

それはそれで、良いと思っていた。十人十色、女性蔑視の家庭で育ったのかもしれないし、成育課程で何かあったのかもしれないし。それでも自立できるだけの経済力も仕事に対しての人望はあるようだし。

でも、暫くして、奥様に対する内心的な悪態をつく理由が、ようやく分かった。

他に好きな女性が居る様だ。呼び捨てで女性の名を言うその相手は、非常に魅力的な女性らしい。彼曰く「乾いた心に水を注いでくれた」らしい。「抱きしめたい」らしい。性的な妄想も書かれていた。(もうその箇所は消されたかな?)

でも、奥様が居るから、一緒になれない自分を嫌って欲しい、罪深い男だ、みたいな事が書かれていた。多分、交渉は持ったのだろう、でも世間体や妻を考えると離婚できない、と言った中途半端な立場でありながら、女性に近寄っていたらしい。

妻の事を美人だし尊敬、とは書いてあるけれど、とても日々のブログを読んで、そうは思えない。離婚しない理由を一生懸命、捻出している様に思えた。

恐らく、お子様はいらっしゃらない。一度も子どもの事が書かれていなかった。

その後、暫く更新が止まり、たまーに記事化されていたと思ったら、要約すると

・就活で二進も三進も行かない子や、もどかしい子が結構沢山いる。

・そういう子を定期的にボランティア的な精神で説教したい。

・そういう子、募集~!

・できれば堀北真希みたいな子が良い。

とか何とか…単なる承認欲求モンスターになっていた。

人間の信念や品格が、どんどんと堕ちて行き腐っていく様を見て、私はがっかりした。最初に感じた「人それぞれ」という気持ちにもなれなくなった。汚らしい大人の仲間入りを果たしたその商社マンは、その人が以前言っていた「卑しい」人間に、なったのだ。

幾ら商社マンとして労働していても、モラルが欠けた人間には、こちらも考えさせられる。以前、その商社マンが同期の卑しく節操のない奥様に対して抱いた気持ちと同じだ。

つくづく、精神的な疲労は人を悪魔にさせるんだな、と思った。

奥様の事も(恐らく奥様も)「ここで手を打つか」と考えた妥協婚だったのかもしれない。

同期の奥様は、窮屈で日々満たされない思いで、人間性を欠いてしまうほどの、ちょっとした鬱状態に入っていたのかもしれない。

色々考えられる事はあるけれど、大事な人が、品性を失くしたり、卑しい気持ちや、貶したりする気持ちを抱かせない様に、周囲がキチンとケアしないとな、と改めて実感した。