高畑淳子の息子、高畑裕太が性的暴行で逮捕
今年2月にこの親子についてブログを書いた。発達障害の様な態度や言動は、良い意味では無く「悪い意味で」今の彼では芸能界でも生き残りは厳しいだろう、というと言った内容だ。
前者の良い意味とは、栗原類やさかな君の様なタイプだ。能年玲奈改めのんちゃんの様に可愛らしく魅力的で、事務所騒動や発達障害の様な態度や言動により人々を不安にさせているものの、結局は皆彼女の復活を望み、現在の彼女を惜しい気持ちでいっぱいで見守っている人達ばかりだ。
才能を認知される。発達障害を抱える人達が生き残る術は、難しい。険しく困難な道のりだ。才能を見つけただけでも素晴らしい。そしてそれを開花させることは奇跡に近い。だからこそ、ただでさえマイナスからのスタートであるこの症状は、本当にハンディキャップだ。
ついに彼は暴走した。健常者だろうと障害者だろうと酩酊状態だろうと、関係の無い事だ。
テリー伊藤は「普通では無い。だから、芸能界が唯一の居場所。普通の会社でやっていけるタイプかというと、そうでは無いタイプ。」
ピーターは「生まれっぱなし」
発達障害者の事を、よく「ピュアで真っ直ぐ」と表現される。けれども彼の場合は悪い意味で出てしまった。
犯罪を犯した時、精神疾患者は無罪放免や罪が軽くなる事があるけれど、結局被害者は「障害者だからしょうがないよね」と泣き寝入りするしかないのだろうか。
人様から注意しても「ピン」と来ない。
人様から怒られても、ヘラヘラする。
しないのではなくて「出来ない」。そういう障害だから「仕方のない事」として悪意無き暴言や、悪意無き態度を、許さなければならない状況に、私は疑問だ。
彼は、れっきとした罪を犯した。犯行の様子を聞くと初犯とは思えない。健常者でも障害者でも、言い訳並べて「しょうがない」にはならない。もう大義名分は通用しない。そんな今だからこそ、彼はキチンと何故自分が世間と悪い意味でズレてしまったのか、不協和音を生じていた事を理解すべき時なのかもしれない。
高畑淳子自身も、学生の頃から男性漁りが盛んだった。芸術系の彼女はスペクトラムグレーかもしれない。それでも、何とか女優として成功を収めて「御咎め無し」のパスポートを手に入れたと思う。その中でもある程度の礼儀作法や基礎動作は出来ている。
彼女の息子は、母から多くのスペクトラムの遺伝を受け継いだ。シングルマザーとして子育てをするには、大変な事だ。スペクトラムグレーの様な母親が、発達障害の症状を持つ息子を育てるにも、並大抵な事では無い。祖母に預けていたというし、キチンとした躾や社会性というよりも、伸び伸びと自由に育てる方針にしたのかもしれない。
けれど、あまりに気づくのに遅すぎた。どんなスペクトラムの症状を抱えているのか。そして初期段階で適切な教育を施し、世間とのすり合わせをしながら、彼自身が持つ発達障害(スペクトラム)の個性を良い方向性に伸ばす。それが出来なかった環境と人材不足が、あまりに切ない。
どの2世タレントも往々にして変わっているけれど、彼の場合はそれでも異質であったことを認知して適切な対応を生育過程ですべきだったと思う。今となってはどうとでもいえる事ではあるけれど、「もっと早い内に発達障害という症状を知れていたら」という気持ちでいっぱいだ。
被害に遭われた女性には、早く恐怖から立ち直って心の傷を癒して欲しい、その一心です。
発達障害だから、ちょっと変わってる人だったから、なんて言い訳は、もう通用しない。トラブルの域を超えてしまった「犯罪」を、何処まで裁けるのだろう。
健常者にも、女性をモノ扱いする人や、男性をタカる対象としか見ない人、自分よりも劣っている人を見下したり、カーストといって人をクズ扱いしたり、下請け扱いする様な人間がごまんといるけれど。皆何かしら欠陥を抱えている。だから、発達障害=変人悪人ではい。
むしろ、虐げられている発達障害者も沢山居るのだ。あまり、イメージを悪くさせないで欲しい。ただでさえ、発達障害(スペクトラム)に対する印象は、世間様からしたら低いのだから…。